ハンドルを握ると性格が変わる人の話

運転

あなたの周りにハンドルを握ると性格が変わる人っていませんか?

普段は温和なのに、いざクルマに乗ると別人のように暴言を吐いたり乱暴運転をしてしまうような人です。

一般的には「二重人格」のように語られることが多いようですが、私は違う捉え方をしています。

 

「ハンドルを握ると人が変わる」のではなく「ハンドルを握ると人が出る」。

つまり、その人の本性が出るということです。

クルマの運転には人の本性を暴く要素が含まれている。 私はそう考えています。

 

気になる異性や恋人の本性を知りたい? それならドライブデートに限ります。

詳しくは本文をお読みください。

 

クルマの運転はストレスの連続

これから書くことはあくまでも私の経験則に基づいた考察です。

私は心理学者ではありませんし、心理学について深く勉強したこともありません。

なので、これが正解などとは決して思わないでください。

 

なぜ、クルマの運転は人の内面を暴いてしまうのでしょうか?

思うに、クルマの運転というのは基本的にストレスの連続です。

 

・駐車車両に通せんぼされる

・遅い前走車にひっかかる

・無理な割り込みをされる

・信号の接続が悪い

・渋滞にハマる

 

このようなストレスを受け続けたとき、人はポロっと本音をもらします。

たとえ言葉を発しなくても、ため息をついたり舌打ちをしたりしてストレスを発散しようとします。

あなたも経験があるのではないでしょうか?

 

一方、満員電車や休日のテーマパークのように、混雑して思うように身動きが取れないときも同様にストレスを感じると思います。

しかし、この場合には感情を外には出さないはずです。

これは、クルマが密室なのに対して、電車やテーマパークでは人間同士が密着しているため、悪態をついたり舌打ちしたりすれば、周りの人に聞こえてしまうからです。

 

このようにまず1つ目に、クルマの運転は人の感情をあぶり出します。

運転中頻繁にイライラする人は、感情のコントロールが苦手な人だということです。

 

そして2つ目に、クルマの運転は感情にとどまらず人の本性まで暴いてしまいます。

これは運転のスタイルに現れます。

私の体験談をご紹介した上で、よく見られる2つの性格を事例とともに見ていきましょう。

 

上司の運転がヤバかった話

昔の話になりますが、私の体験談をお話しします。

当時、私は20歳そこそこの若造で、入社したての建築関係の会社で現場監督と営業の見習いをしていました。

直属の上司であるMさんは30歳くらいのイケメンで、仕事はできるし普段の立ち振る舞いもジェントルマンそのもの。

そんなわけで、私はMさんの仕事ぶりと人柄に惚れ込んで彼の元で働いていたのでした。

 

ところがある日、2人で社用車に乗ったとき、私は助手席で衝撃の体験をすることになります。

なんとMさんの運転はアクセル全開が基本。 前走車を右に左にかわし、パッシングを繰り返しながら猛スピードで突っ走るのです。

 

私は普段の温和なMさんと暴走するMさんのギャップに面食らい、戸惑いました。

それよりも前に、女性社員と3人で同乗したときにはごく普通の運転だったので、なおさらです。

しかし、その後Mさんのことを深く知るようになって、その理由が分かってきました。

 

・Mさんは元ヤンで暴走族に入っていたこともあった

・Mさんは既婚者だったが複数の女性と不倫をしていた

 

人はみな、仮面をかぶって生きています。

いわゆる外面(そとづら)です。

私のMさんに対する温和な人という印象は、あくまでも外面だったのです。

 

営業という仕事をしていることもあって、人前では全くスキがない仮面をかぶっている。

女性社員が同乗していたときの運転は、仮面をかぶった状態だった。

しかし、いつも仕事に帯同して気心知れてきた私と2人で乗ったときには、自然と仮面が取れてしまったのだと思います。

 

クルマは密室で、他車のドライバーと顔を合わせることはほとんどありません。

このように互いの顔が見えない状態が、人の本性を呼び覚ますのでしょう。

 

Mさんはクルマに乗ると「自己中心性」「攻撃性」という本性が出てしまう人でした。

私はこの経験をきっかけに、クルマの運転と人の内面について深く考えるようになったのです。

 

自己中心的な人

自己中心的な人に現れる運転動作として、次のようなものが挙げられると思います。

 

・後続車にブレーキを踏ませるような割りこみ

・追い越し車線をマイペースで走り続ける

・右に左に車線変更しながら1台でも前に行こうとする

・横断歩道上や見通しの悪いカーブなどに平気で駐停車する

 

周囲のクルマ・交通についての配慮が欠けており、しかもその自覚がない場合が多いです。

自覚がないので、クラクションを鳴らされたり注意されたりすると逆ギレします。

 

気になる異性や恋人がこんな運転をする人だったら…?

振り回されて心に傷を負う前に別かれた方がいいでしょう。

 

意地悪な人

次に、意地悪な人。

意地悪な人に現れる運転動作として、次のようなものが挙げられると思います。

 

・合流で絶対に譲らない

・前が詰まっているのに車間を詰めてプレッシャーをかける

・割りこまれたら長いクラクションやハイビームで攻撃

・割り込んで後続車からクラクションを鳴らされたらブレーキ・低速走行で嫌がらせ

 

意地悪な人は、他車に嫌がらせをしていることを自覚しつつやっています。

ここが自己中心的な人との違いです。 攻撃的というか好戦的というか…

言ってみれば、周囲のクルマに対して常にケンカを売りながら運転しているようなものです。

 

気になる異性や恋人がこんな運転をする人だったら…?

あなた自身が被害に遭う前に縁を切った方がいいでしょう。

 

自己中心的で攻撃的な人

少数ですが両者併せ持った人もいます。

先述のMさんはこのタイプでした。 BMW+サングラスのオジサンもそうだと思います。

身勝手で周囲に迷惑な運転をしていると自覚しながら、さらに攻撃的でもあります。

 

助手席はまるでジェットコースターか恐怖映画の観客席です。

事故を起こさないか、トラブルにならないか、常に肝を冷やしながら乗っていなければなりません。

 

気になる異性や恋人がこんな運転をする人だったら…?

次の信号で止まった瞬間にクルマから降りた方がいいでしょう。

 

最後に

運転中も、素の人間関係と同じように他車への配慮を怠らないようにしたいものです。

お互いの顔は見えなくても、運転しているのは生身の人間なのですから。

 

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