地方移住のメリットとデメリットをクルマ好きの観点から語る

コラム

地方移住のメリット・デメリットは、ブログなどで多くの方が書かれています。

私も東京から宮城に引っ越してきて、いろいろと感じることがありました。

ですが、一般論としての移住論はほぼ出尽くしており、今さら感が否めません。

 

そこで、この記事ではクルマ好きの観点から見た地方移住のメリット・デメリットにフォーカスして書いてみようと思います。

結論から言うと、大都会は地獄・地方は天国ということです。

詳しくは本文をお読みください。

 

大都会はクルマを所有せずに便利さ快適さを謳歌すべき場所

若者のクルマ離れが叫ばれて100年が経つ今日この頃(←ウソ)。

私は宮城県人ですが、若かりし頃は東京の世田谷区に住んでいたことがあります。

当時は自転車と電車でほぼ事足りる生活を送っており、大のクルマ好きながらクルマを所有する意味を見出せずにいました。

なぜなら、所有しない方が便利で快適、そして圧倒的にコスパがよかったからです。

 

駅前商店街にはコンビニも飲食店も銀行もあるし、家から出たくなければ何でも宅配で済ませることができます。

公共交通機関は網の目のように通っており、ちょっと歩いて大通りに出れば、流しのタクシーがすぐやってきます。

自分で運転したければタイムズレンタカーやスポーツカー・高級車のレンタカー、カーシェアリングなどもあって、選べない車種がないほどの充実ぶりです。

 

逆にクルマを所有するとなると、バカ高い駐車場代、狭い道路、慢性的な渋滞、遠い峠やサーキット、いつ乗るんだ?など、ネガティブな要素ばかりが思い浮かびます。

クルマが好き・走るのが好きという私のような人間からすると、大都会は受難の地であるということがよく分かりました。

一極集中が進む中、若者でなくてもクルマ離れが進むのは無理もありません。

 

地方に住むメリット

家賃・駐車場代が安い

地方なら安い家賃で広い物件を借りられます。

駐車場も5000円とか3000円、中には家賃に駐車場代込みという物件もあります。

 

なのでパーツの保管場所にも困らないし、2台持ちも普通です。

普段は軽のセカンドカーで通勤や買い物をして、いざ走るときだけファーストカーを使う。

こうすることでファーストカーの走行距離が抑えられる上、燃費や積載性の悪さといった弱点もカバーできるわけです。

 

かく言う私もその1人なのですが、マイカーに関しては今後ご紹介していこうと考えています。

道路が空いている・信号が少なくて走りやすい

もちろん、通勤時間帯は渋滞が発生するポイントも少なくありません。

とはいえ、大都会と比べて人口密度が低い地方都市では、中心部から少し離れれば信号が少なく道路も空いています。

車線変更もほとんどする必要ないので、走りやすいです。

峠やサーキットに近い

30~40分も走ればちょっとした峠やミニサーキットがあります。

場所によって誤差はあれど、日本は平野が少ない・狭いので地方なら大体こんな感じでしょう。

海や山に近い

マリンスポーツ・ウインタースポーツ・登山・キャンプ・温泉など。

これら全部、日帰りでも十分満喫できます。

我が家は上記すべて40分以内でアクセス可能な場所にあります。

クルマで気軽に食事や買い物に行ける

ファミレスはクルマで行くのが普通です。

多くが国道や県道沿いにあって、何時間止めても駐車場代はタダです。

コンビニやスーパーもクルマで行きます。

重いエコバッグを持って長い距離をトボトボ歩く必要はありません。

 

また、島しょ部や過疎化が進む地方を除けば、大型の商業施設として、

AEONモール、IKEA、COSTCO、アウトレットモール

のうち、どれか1つくらいは近くにあります。

 

これらの施設はエンタメ的な要素を持ち合わせているので、数時間から場合によっては丸1日楽しめます。

大きいものや重いものなど、電車では持ち運べないものをそのままクルマに積んで帰れるのもメリットです。

クルマ通勤可の会社が多い

中核都市の中心部にある会社は別として、郊外ならクルマ通勤可の会社がほとんどです。

むしろクルマやバイクじゃないと通えない立地の会社も結構あります。

多少の通勤渋滞はあるにしても、満員電車とおさらばできるのは大きなメリットです。

 

地方に住むデメリット

メンテナンス・チューニング

ちょっとレアなスポーツカーや旧車の場合、メンテナンスやチューニングができるショップがなかったり、メカニックがいなかったりします。

そのため、はるばる数百キロ離れたショップまで自走して行ってメンテナンスをお願いすることもあります。

レンタカー・シェアリングサービス

スポーツカー・高級車のレンタカーやカーシェアリングサービスがない、あるいは、あってもショボいケースが多いです。

クルマはあくまでも所有して乗るもの、という感覚が地方では根強く残っています。

通販で買った商品がなかなか届かないことがある

都区内に住んでいれば、お急ぎ便で当日配送も可能でしょう。

しかし、地方ではそうはいきません。

すぐに欲しくて注文したパーツが、なかなか届かないことがあります。

モーターショー会場が遠い

東京モーターショーやオートサロンなどのイベントには、新幹線や飛行機で行く必要があります。

地方によっては独自のモーターショーを開催する所もありますが、そのスケールは本家とは比べ物になりません。

スーパースポーツとの遭遇率が低い

都心に住んでいれば、フェラーリやランボルギーニなどのスーパースポーツと道端で出会う機会がありますよね。

しかし、地方ではほとんど見ることはありません。

正規ディーラーがない地域であればなおさらです。

 

それで別に何か不自由するわけではないんですけどね。

なんか寂しい気分になります。

 

クルマが好き・運転が好きなら迷わず地方移住せよ

いかがでしょうか? メリットとデメリットとの差がヤバくないですか?

クルマが好き・運転が好きなら、都会は地獄・地方は天国ということがお分かりいただけたと思います。

 

もちろん、一般論としての地方移住のデメリットとして挙げられる、

・賃金が安い
・仕事/学校の選択肢が少ない
・地元民とのコミュニケーション
・飲み会がやりづらい
・娯楽施設が少ない
・海外旅行が不便で高くつく

といった項目には目をつぶらなくてはなりません。

 

ただ、これらも移住先の選択次第である程度回避できます。

私の場合は、上記の項目にも不便や不満を感じることはあまりありません。

むしろ、東京に戻ることは二度とないと思うほど、地方暮らしを楽しんでいます。

興味のある方はぜひ前向きに検討してみてください。

 

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